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西条市は、最南に石鎚山、最北に瀬戸内海という山と海に囲 まれた自然豊かなまちです。まちの地形はその場所にしか ない風景、気候、自然の恵みを与えてくれるもので、西条の最も特徴的なことは、風景と、このまちを代表する素材がひとつの糸のようにつながっていることです。

各住戸プランはリボン型で構成され、住戸間にコミュニティーガーデンを適用します。この空間は各住戸のエントランス兼庭空間であり、住民農園や神社のある河川側へと動線をつなげます。 各敷地に合わせてABCDの4つの住戸タイプからつくられるこの住宅群は、統一感のある向こう三軒両隣を形成するとともに、奥行きや高さに変化をもたらすことでこの区画に多様性をもたらします。

 

鎚山のような断面形状は、前面道路からのボリュームの圧迫感を軽減し、ヒューマンスケールに沿ったスカイラインを形成すると共に、伊予青石を使い、この地域特有の素材をそのまま住宅のファサードとして用いることで、ここにしかない住宅風景をつくります。住戸間に設けられたコミュニティーガーデンには、季節を感じる植栽や、うちぬきを使った水系をつくり、内部環境の制御と緑豊かな住宅街の形成に努めます。内部空間には地場の木と石をふんだんに使い、最大限に地産地消を目指します。

計画地:愛媛

用途:個人住宅 

構造:木造

階数:地上2階

規模:116㎡

© 2020 Ryo Otsuka Architects

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