1/8

UFH

計画地周辺の北沢の町並みは、豊かな緑に囲われ、小 さなスケールの住宅が密集しています。道路幅員は狭 く、高低差があり、コンクリートの基壇上に木造住宅が 連なる風景が拡がっています。

私たちの提案は、町並みの一部として調和を図りな がら、計画地の特徴でもある段差を建物内に引き込 み、スキップヴォイドで空間を構成することです。 コンパクトな正方形の平面計画としながら、小さな 空間が上下左右に連続し、家族のふれあいが持ちやす く、日常生活の物語が実空間に展開されるようなイメ ージで豊かな住空間を提供します。

11種類の空間が程よい距離感で連続し、個室のプ ライバシーを保ちつつ、住み手の生活スタイルに合わ せてフレキシブルに変化する住宅です。南側隣地に大 きな住宅があることを考慮し、トップライトを設け、室内 全体に均一的に光を届けます。外部からのプライバシ ーや室内温熱環境を考慮し、開口率をなるべく低く抑 えながら均一的に開口部を設けることで、心地よい光 と風を室内に提供します。住み手が自由な使い方を楽 しめる計画とし、時代や家族構成の変化にともない、時 間をかけて成熟していく住宅を目指しました。 

計画地:東京都

用途:個人住宅 

構造:木造

階数:地上3階

規模:100㎡

© 2020 Ryo Otsuka Architects

  • グレーInstagramのアイコン