top of page
OIK
1/1
人の流れ、温かみ、自然を積層する建築
2階建て木造住宅が立ち並ぶ新興住宅街を縦断する商業帯に計画地があります。クライアントからの要望は主に、①温かみのあるオフィス②環境の配慮した建築③地域に溶け込みオフィスであった。住宅街の中にガラス張りの箱型オフィスというよりは、周辺の住宅街のスケールに合わせてなるべくボリュームを分節させながら庇を強調した方針が良いと考えた。
各階、方角によって庇の出を変え、箱型のボリューム感を軽減しつつ日射遮蔽に応じ、時にはルーフバルコニー、太陽光パネル、屋上緑化等、場所ごとに様々な機能を補完すための装置として考えています。大きな庇は内外を通り越して連続し、屋外イベントスペースも建築と一体となった半屋外空間とし、エントランスも深く庇を設けることで、人の流れや近隣住民の方々も利用可能な場所を作り出します。
内部空間は、ファサードの庇と柱の軽快さを尊重した連続的なデザインとしつつ、オフィス用途によって床や天井、内壁の仕上のバリエーションを増やし、個性をつくります。
計画地:君津市
用途:事務所
構造:S造
階数:地上3階
規模:1470㎡
bottom of page