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期間限定である万博の建築として、仮設的につくれながらも、荒々しく、力強く、いのちの輝きを感じる建築をつくります。
大阪には約56,000haを超える森林が存在します。期間限定かつ夢洲という埋立地での建築のあり方として、大阪府から認定を受けた「おおさか材」のひとつである丸太材を使って基礎から建物、外構までを建築します。EXPO会期後に丸太材を山留やペレット等に100%リユース・リサイクルをする為に、丸太同士のジョイントに金物を使わずに建築することを目指します。大阪の森林で育まれたいのちを海(夢洲)へ運び、会期後に他の用途へいのちをつなげるその過程自体をこのサテライトスタジオの設計・建設の過程を通じて世の中に発信していきたいと思います。
構造的に自立した3棟のスタジオがパーゴラにより緩やかに繋がれた配置とし、地場の丸太材を使用した木造とする。外壁フレームは、丸太を積み重ねて緊結するシンプルな構成とし、ホゾ、ダボで接合した丸太フィーレンディールトラスによる垂れ壁付き柱により水平力に抵抗する。基礎は丸太を敷き詰めたいかだ基礎(浮き基礎)とし、根がらみを兼ねることで柱脚の固定度を向上させている。パーゴラはレシプロカル構造とすることで、小径で短い材の組み合わせでフレームを作ることが可能となり、間伐材や羽柄材の有効利用が可能となっている。
計画地:大阪府
用途:サテライトスタジオ
構造:木造
階数:地上1階
規模:146㎡
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