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CWO

Orchid Pavilionは、雄大な自然の中に佇むCasa Wabiに位置する。

「Wabi」とは、過剰な物を削ぎ落した不完全さの中に見出す美の概念である。ここCasa Wabiでは、雄大な周辺環境とローカルコミュニティーを受け入れるおおらかな余白を持ち、人々の活動によってその余白は時間の流れとともに埋められている。

Casa Wabi エリアの建築群は、自然,建築、生物との境界があいまいにあいまいにつくられている。それらの建ち姿は、人間と自然を取り持つ建築という空間を,ある意味「テクスチャー」という単位まで削ぎ落してつくられている。それは、大きな視点で言えば自然の一部となるテクスチャーであり、人々の感覚に訴え掛ける居場所をつくるためのテクスチャーでもある。

Orchid Pavilionでは、緑豊かな空間に3種類のテクスチャーを纏わせます。

①砂遊びでつくられたような基礎は、建物の基礎になる他、交流を促すベンチやキッチンとなり周辺地盤と一体化されます。
②その上に、3種類の大きさの柱を極力ランダムに並べ、周辺の木々に溶け込みます。

③屋根は、Casa Wabiや近隣のClay Pavilionと同じ藁ぶき屋根でつくられ、周辺との調和を図ります。


このパビリオンは、既存の教育プログラム(エキシビジョンや粘土や映画等)と連携し、新たなコミュニティーをつくるハブとなります。

木々の間にそっと佇む「控えめな存在」は、自然、人、アートと混ざりあうことで、豊かな空間となる未完成の建築である。

計画地:オアハカ(メキシコ)

用途:パビリオン 

構造:木造

階数:地上1階

規模:35.64㎡