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計画地は世田谷区の駅近で奥行きのある高低差を有する敷地である。敷地の単位が比較的大きなエリアで車通りも少なく、閑静な住宅街に位置している。

 

この閑静な住宅街に、2層に渡るファミリーバルコニーを設けた住宅を計画した。

 

敷地の高低差を利用して、半地下部分をRC造の車庫、上部を木造として計画し、道路からの視線が気にならない少し高い位置の1Fバルコニーと2Fルーフバルコニーを屋外階段で繋げています。エントランス空間でありながら都市の庭であり、屋外リビングのような使い方を限定しない空間です。様々な使い方を想定して5.46m x 5.46mを無柱空間としている。

 

プライバシーを考慮して適度に閉じたバルコニーの軒裏には木目調の軒天井材を採用し、道路から見上げた時の外観と内部から続く温かみのある空間の延長を意識した。

 

北側は斜線制限によるセットバックをあえて庭として活かし、南北で二つの異なる外部空間を確保した。街の喧騒からわずかに距離を置きつつ、光と風が住宅を通り抜けるような環境をつくり出している。

 

2階のLDKは、斜線制限ギリギリまで上げた緩やかな勾配屋根に沿って折り上げたジグザグの木天井は、奥行きのあるLDKにリズムをつくり、ルーフバルコニーまで一体的に空間を繋げる。トップライトと階段周りの開口により暗くなりがちな箇所への採光を積極的に行っている。天井と床面の木部を際立たせるために、壁面の素材のトーンを抑え、木部と家具や植栽がそっと浮かび上がるように心掛けた。

 

都市の生活の中で適度に周辺との距離をとりながら、自然を取り込むことを意識し、名前のない(用途を特定しない)様々な居場所を住宅の内外に設けることで、生活スタイルや家族構成の変化に応じて快適に過ごせる住宅となるよう心掛けた。

計画地:東京都

用途:住宅 

構造:RC造+木造

階数:地上2階、地下1階

規模:215.26㎡

© 2025 Ryo Otsuka Architects

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